だれぷら

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不安で不安で、でも誰にも話せない時・・・いのちのダイヤルに電話しました

   

これまで、夫が適応障害になり、仕事を休職し、私がフルコミのお仕事を始めたことを書いてきました。

整理してみると、なんとなくストーリーになっていて、自然な流れにも見えるのですが、やはり私自身にも葛藤や不安はありました。

その不安は私の抱えきれないほどになり、非常に苦しい状態になりました。

その時私が頼ったのが、たまたまネットで発見した「いのちのダイヤル」でした。

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家族にも話せなかった

私は、何か不安なことや困ったことがあると、自分の親や妹に話すタイプです。

家族は隣の市に住んでいるため、距離的にも近いと言えます。

しかし、今回はすぐには話せませんでした。

話せばとても心配されるのはわかっていたし、そんな心配はさせたくなかった。

それに、主人と共にこれから決断しなければいけないことがあるのに、その決断の方向性を邪魔されたくない気持ちもありました。

親とは仲がいいですが、考え方が異なることが今までもありました。

私たち夫婦には私たち夫婦の価値観が明確にあるので、方向性が決まっていない時期に色々話しても、お互いにいい気分ではないかもしれない・・・

そんな予感もあり、あえて話しませんでした。

でも、きっと強がっていたんだと思います。

心配かけられない、かけるわけにいかない、と。

友達にも話せなかった

私には、仲の良いママ友が沢山います。

育児や家事の事、なんでもないことを普段から話して、ママ友には何度も救われてきました。

でも、今回は話せませんでした。

自分の家庭が危機だなんて、主人が仕事にいけなくなったなんて・・・

当時はまだ、周りの目をかなり気にしていたと思います。

全てをさらけだして話をしたい、でも、きっとみんな、大変ね~どうするのかしら、ってウワサするのかな、とか、くだらない心配をしていたのかもしれません。

とにかく、全てをさらけだせる相手は、思い浮かびませんでした。

毎日夫が家にいた

仮に、家族や友人に話したいなと思ったとしても、主人は毎日家にいました。

今までのように、お友達を家に呼んだり、気軽に遊びに行ったりできる雰囲気ではなく、私はやるべき事をやり、考えるべき事を考え、主人を励ましたり、気分転換を一緒にしたりしました。

でも、ある日主人が外出する日がやってきたのです。

それは、心療内科を初めて受診する日でした。

合わせて一時間半くらいの時間だったと思います。

主人が出かけてから幼稚園のバスが来るまでの間、私は必死にネットで検索をしました。

誰かに話したい、誰かに励まされたいと思った

誰かに話したい。誰でもいい。自分と何の関係がない人がいい、今すぐ話したい、と思いました。

色々なカウンセリングサービスなども見つかりましたが、今すぐ話せそうなのが、

いのちのダイヤル

でした。

いのちのダイヤルは、厚生労働省が設けている電話相談窓口で、時間帯やかける場所によって複数のダイヤルの案内があります。

私はすぐに繋がりそうな番号を選んで、思い切ってかけました。

初めての人はつながりやすいという情報がネットでありましたが、本当にすぐに繋がりました。

繋がると、優しい女性が応対してくれました。

優しく質問をしてくれて、私は必死に状況を説明しました。

自分で決めたけれど、すごいプレッシャーを感じるし、自分がうまくいかなかったらどうしよう。

主人も良くならなかったらどうしよう。

生活に困るようになったらどうしよう。

主人にはとてもこんなこと言えない。主人が不安になることは絶対に言えない。

話していると、気づくと涙がボロボロこぼれていました。

その時、私は気づきました・・・

主人が仕事に行かなくなってから、私、初めて泣いたな・・・

これだけの感情を押し殺して、強がって頑張ってたんだな・・・

そう気づきました。

その時、優しく聞いてもらいながら思いっきり泣いて、それだけでもかなりすっきりしました。

そして電話の向こうの女性は優しく、

あなたはもうすでにすごく頑張っているから、肩の力を抜いてね。

子供たちも、ママが緊張しているとわかるものです。大丈夫だから、

もうそれ以上頑張らないで。

私は、頑張る必要があるとわかっていました。でも、その言葉に温かさに救われました。

そして、自分がしていることが間違っていない、という後押しをもらった気がします。

聞いてもらうだけで、すごくすごく励まされ、心強く感じました。

幼稚園バスが来る直前まで話を聞いてもらい、顔を整えて、笑顔でバス停に行きました。

思い切っていのちのダイヤルに電話して、本当によかったです。

あの時の方には、本当に本当に感謝しています。

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